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STORY 44

작가: mako
last update 게시일: 2026-01-31 12:09:58

じゃがいもと玉ねぎの皮をむき、適当な大きさに切っていく。豚肉をさっと湯通しして余分な脂を落とし、だし汁で煮始めると、ふわりと優しい香りがキッチンに広がった。

芳也との結婚生活の終わりの頃、作った料理は冷めたまま放置され、ラップも開けられず、そのまま捨てられることもしばしばだった。

それでも毎日、無言で食卓に並べていた。

そんな日々の記憶が一瞬よぎるが、私はそれを振り払うように、手を止めずに動かし続ける。

そっと視線を向けると、陸翔兄さまはパソコンに向かい、真剣な表情で作業をしていた。時折、眉間にしわを寄せながらキーボードを叩く姿は、昔から変わらない。

ふと、その視線がこちらへ向けられる。

視線がバチッと合い、見ていたことを気づかれてしまった私は、慌てて目を逸らそうとする。

だがその前に、兄さまがふわっと柔らかく微笑んだ。

「何作ってくれてるんだ?」

「すみません、おしゃれなものは作れなくて。肉じゃがとか、和食を……」

「俺、家庭的な料理が一番好きだから嬉しいよ。ありがとう。」

料理を待ってくれる人がいる。

そして「ありがとう」と言ってもらえる――それだけのことが、どうしてこんなにも胸
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